
鉄道ファンとして知られるタモリがJRの4368駅の中から1つだけ選んだのは、まさかの「根府川駅」だった。この選択に驚きの声が上がっている。
その中でJRグループ6社が鉄道開業150年を記念して販売する、JR全駅の入場券セットを紹介。4368駅のきっぷは全て硬券、価格70万円で250セットが販売されるという。
これを目にしたタモリは大喜び。1駅だけハサミを入れていいと言われると、少し悩んだ後、根府川駅を選んだのである。鉄道ライターが唸る。 引用
根府川駅は、鉄道ファンには【タモリが選んだ駅】として知られ、その美しい景観は多くの人々を魅了します。
しかし、一部区域では撮影が禁止されていることをご存知でしょうか?この記事では、【根府川駅の撮影に関するルール】について、地元民である筆者が詳しく解説します。
根府川駅は、小田原市に位置する無人駅で、以下の特徴があります。
- 根府川駅の概要と魅力
- 撮影が禁止されている場所とその理由
- 根府川駅の歴史的背景
- アクセス方法と周辺情報
小田原市のはずれに位置する東海道本線の根府川駅が、タモリさんの影響で注目を集めているとのことです。地元民として、根府川の魅力を発信し、地域を盛り上げたいと考えています。長年小田原に住んでいる筆者だからこそ伝えられる根府川の姿を、みなさんにお届けします。

根府川駅での撮影は、ルールとマナーを守って安全に楽しみましょう
『根府川駅』撮影禁止?タモリが選んだ絶景駅を紹介!

根府川は、小田原市の東端に位置し、真鶴町の手前にある山の斜面にある小さな集落です。過去には地震による土石流が発生し、根府川駅が海中に流されるという甚大な被害に見舞われました。
駅前ロータリーは無人駅ながらも、十分な広さがあるため、送り迎えの車での利用に不便はないでしょう。さらに、駅からは「ヒルトン小田原」への送迎バスも運行しており、アクセスは非常に便利です。
小田原にあるヒルトン小田原は、リゾートとスパを満喫できる多目的ホテルです。宿泊はもちろんのこと、バイキング、温泉、プールなど、地元住民も利用する身近なリゾート施設として親しまれています。手軽にリゾート気分を味わいたい方におすすめです。
『根府川駅』撮影禁止?タモリが選んだ絶景はすぐそこ!


根府川駅は東海道本線にある無人駅ですが、生活圏としては小田原に近いです。根府川から小田原へ通勤・通学する方が多く、電車で約15分、車で約25分ほどの距離です。






根府川駅は、箱根外輪山の南側に位置し、斜面に建てられています。そのため、過去には土石流という災害に見舞われました。実際に現地を訪れると、山の斜面が海に向かって突き出ている地形であることがわかります。このような地形は、伊豆や箱根などの地域に見られる特徴的なものです。

伊豆、湯河原、真鶴、根府川といえば、多くの方が「海」をイメージするかもしれません。しかし、根府川は山が海岸近くまで迫り、山から海までの距離が非常に短い地形です。そのため、急な斜面が多いという特徴があります。
伊豆や根府川の地域特性は、その大半が山地であるという点に集約されます。これは、豊かな自然環境という最大の魅力であると同時に、開発の制約や交通の便といった課題も生み出しています。実際に根府川を訪れると、その大部分が山地で構成されていることが実感できるでしょう。


根府川駅の下りホームについてご案内します。小田原方面へ向かう上りホームは山側に、熱海方面へ向かう下りホームは海側に位置しています。 根府川駅には基本的に普通列車のみが停車しますが、まれに信号待ちなどの理由で特急列車や不定期列車が停車することがあります。これは地元住民である筆者も何度か目撃しており、珍しい光景に遭遇できるかもしれません。


『根府川駅』撮影禁止?タモリが選んだの絶景の注意事項

根府川駅は、その美しい景観とは裏腹に、忘れてはならない歴史を秘めた場所です。写真を撮る際には、この場所に敬意を払い、周囲への配慮を心がけてください。
根府川駅には、撮影が禁止されている区域が存在します。具体的には、4番線下りホームの小田原側の端、13号車以降の停車位置が該当します。この場所での撮影はご遠慮ください。

根府川駅の下りホームにおいて、13号車より後の車両が停車する場所は、ホーム幅が狭くなっています。そのため、ホームの端は線路に近接しており、列車との接触事故につながる恐れがあります。 また、ホーム端には転落防止柵が設置されていません。誤って転落した場合、重大な事故につながる可能性があります。 これらの理由から、根府川駅では、下りホームの端での撮影を禁止しています。安全確保のため、ご理解とご協力をお願いいたします。

根府川駅では、ホーム端に撮影禁止の看板が設置されています。加えて、警備員が配置されている場合もあります。警備員から撮影を禁止された際は、指示に必ず従ってください。 ホーム端での撮影を希望する場合は、ホーム中央や端から少し離れた場所での撮影を検討ください。撮影の際は、周囲への配慮を忘れずに、安全に注意して行ってください。

小田原方面行きホームから望む景色は、まさに一見の価値ありです。特に人が少ない時間帯には、時間が止まったかのような静寂の中で相模湾の雄大な海原を眺めることができ、その美しさは格別です。「ホームから見える絶景」という言葉が、まさにふさわしい情景が広がります。

根ノ上踏切からの眺望は、左手に小田原、平塚、江ノ島、右手に真鶴半島、伊豆半島と、広大な景色を一望できる絶景スポットです。ただし、夜間は人気が少なく、人によっては不安を感じるかもしれません。無人駅なので自由に立ち入ることができますが、撮影の際はマナーを守りましょう。特に、列車の運行を妨げるような行為は絶対に避けてください。鉄道の安全を第一に考え、皆が気持ちよく利用できるよう心がけましょう。

まとめ:『根府川駅』撮影禁止?タモリが選んだ小田原の絶景資産

小田原市民の視点から、根府川駅についてご紹介します。小田原に住んでいると、根府川は熱海方面へ向かう際の通過点、あるいは渋滞が発生しやすい場所というイメージを持つかもしれません。根府川駅は小田原からの距離は比較的近いものの、無人駅であることや観光地としてのイメージが強いため、居住地として選ばれることは少ないようです。
根府川駅が今回取り上げられたことは、小田原市民として大変喜ばしいことであり、この記事を執筆するに至りました。
熱海方面へ車で向かう際、根府川付近を短縮できる真鶴道路があります。この道路は国道135号線(小田原から下田の間)の旧道にあたりますが、週末の土日には交通渋滞が発生します。
根府川駅前を通る国道135号線は、真鶴道路の迂回路として利用されていますが、渋滞を避けるためには電車でのアクセスをおすすめします。根府川駅の下りホームからは相模湾を一望でき、「タモリ気分」を味わえるでしょう。
今回紹介した根府川は、現在、歴史、評価が入り混じった魅力的な場所です。鉄道ファンはもちろんのこと、観光地としても一般の方の訪問を歓迎します。
「歴史を忘れない」という観点から、過去にこの地で起きた地震と土石流の詳細について触れておきます。2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山土石流災害は人災である側面もありますが、過去の根府川における教訓が生かされていれば、防げた可能性があったのではないでしょうか。
土石流には憤りを感じますが改めて『歴史』に学びます。 敬具

神奈川県足柄下郡片浦村[注釈 4](現在の小田原市)の根府川駅付近で、東京発真鶴行普通第109列車(960形蒸気機関車977牽引、ボギー客車8両)が、熱海線(現在の東海道本線)根府川駅のホームに入線しかけたところで大正関東地震によって引き起こされた地滑りによる土石流に遭遇し、根府川駅の駅舎やホームなどの構造物もろとも海側に脱線転覆して最後部の客車2両を残して全てが海中に没してしまった[注釈 1][4]。
この事故に遭遇した列車の乗員乗客と根府川駅にいた乗客及び駅勤務職員のうち、112人が死亡(行方不明を含む)、13人が負傷した[注釈 3][2]。事故であるとともに関東大震災に含まれる災害でもある。
根府川駅付近ではこの事故以外にも大規模な土石流が発生し、根府川地区や米神地区で多くの死者・行方不明者が出た[注釈 5][1]。この列車転落事故による死者及び行方不明者のうち、発見された遺体はわずか5体にすぎなかった[5]。大正関東地震が原因となって引き起こされた列車事故のうち、最悪の被害を出した事故である[6]。 引用
Wikipediaより




