
「足柄駅」と検索して、どこに向かえばいいのかわからないと混乱していませんか?
あなたは今、足柄駅と一口に言っても、こんな疑問や不安を抱えているかもしれません。
- 小田急線の足柄駅とJRの足柄駅、どちらに行けば良いのか全く区別がついていない
- 二つの足柄駅間の公共交通機関での乗り換えは可能なのか、どのように移動すればいいのか知りたい
- 限られた時間で目的地に効率よくたどり着きたいが、不慣れな場所で迷ったり時間をロスしたりしたくない
- ガイドブックには載っていない、地元の人しか知らない足柄地域のリアルな情報がほしい
間違った情報に惑わされると、足柄地域での移動で時間も体力も無駄にしてしまう地獄が待っています。
地元民からみた『足柄駅』とはどんなものか、また乗り換えなどは可能なのか、そもそもなぜ混乱を生む足柄駅が二つ存在するのかを解説してみたいと思います。

足柄駅と聞くと小田原人は小田急の足柄駅、小山町民は御殿場線の足柄駅、双方に馴染みがあり独立した駅です。

もう悩まない!二つの足柄駅が織りなす地理と乗り換えの真実

ここからは少し話が長くなるのでこれからお話する内容をざっとお伝えすると、足柄駅の真実と乗り換えの解決策です。
- あなたが直面している「足柄駅」の地理的な混乱とその背景を明確にします。
- 無謀な「乗り換え」が引き起こす時間と労力の無駄からあなたを解放します。
- あなたが安心して目的地にたどり着くための具体的で現実的な移動方法を提供します。
あなたの知る「足柄駅」が違う可能性


「足柄駅」と聞いて、あなたはどちらの駅を想像しましたか?実は、この「足柄駅」という名称の駅は、全く異なる場所に二つ存在しているのです。
一つは神奈川県小田原市にある小田急小田原線の足柄駅、もう一つは静岡県駿東郡小山町にあるJR御殿場線の足柄駅です。
この地理的な違いを知らずに移動計画を立てると、思わぬ時間と労力の無駄を強いられることになります。
あなたの知る「足柄駅」がどちらを指しているのか、まずはここを明確にすることが、スムーズな移動への第一歩となるのです。
神奈川県と静岡県、異なる足柄駅の事実


この二つの「足柄駅」は、単に路線が違うだけでなく、所在する県も大きく異なります。
小田急小田原線の足柄駅は神奈川県小田原市扇町に位置しており、JR御殿場線の足柄駅は静岡県駿東郡小山町に位置しています。
その距離は直線でおよそ25km以上も離れているのです。
項目 | 小田急小田原線 足柄駅 | JR御殿場線 足柄駅 |
---|---|---|
路線名 | 小田急小田原線 | JR御殿場線 |
所在地 | 神奈川県小田原市扇町 | 静岡県駿東郡小山町 |
最寄りの中心地 | 小田原市 | 御殿場市(足柄地域) |
駅の規模 | 各駅停車駅 | 無人駅 |
この地理的な隔たりこそが、「足柄駅での乗り換え」が事実上不可能な真実なのです。
地元住民も驚く!幻の直接乗り換え

地元住民も驚くほど、小田急小田原線足柄駅とJR御殿場線足柄駅の間に、直接乗り換えができる公共交通機関は存在しません。
これは、二つの駅が直線距離で約25kmも離れており、間に足柄峠という山間部を挟んでいるためです。
もし、どうしても乗り換えをすると言うのなら、新松田駅、松田駅経由にて双方の足柄駅に行くしかありません。そうなると、わざわざ電車でも約1時間かかる行程になり乗り換えと言うよりは目的地に到着と言う解釈になると思います。
ネット上では徒歩での移動を試みたケースでは、7時間以上も要する過酷な道のりとなる事実があります。
山を挟むクソデカホーム、足柄駅。25kmの道のりを寄り道を挟みながら8時間かけて歩きました。
https://rizzled.hatenablog.com/entry/2022/12/08/002726
二度とやらないかもしれないし、やるかもしれない。歩きの疲労に対して観光の価値の方が大きかったです。2日ぐらいは足がヤバかったです。
ということで皆さんも足柄駅、静岡の方から乗り換えてみてください。
辛辣なコメント多いですね。せっかく頑張ったんだからもうちょっと優しいコメントがあっても良いのに。
[https://trafficnews.jp/post/84706](https://trafficnews.jp/post/84706)
次は京阪電鉄橋本駅から南海電鉄橋本駅まで徒歩で乗り換えお願いします。
地元民より、くれぐれも真似ごとはしないようにお願いいたします。
なぜ同じ駅名?地域と歴史が紐解く理由

同じ「足柄駅」という駅名が存在する理由は、古くからこの地域が「足柄」という地名で知られていたことに由来します。
足柄という地名は、古代から交通の要衝であり、歌にも詠まれた歴史ある地域です。
具体的には、箱根外輪山の西側に広がる地域一帯を指し、神奈川県と静岡県の県境に位置します。
そのため、小田急とJRのそれぞれの路線が、たまたま同じ地名を持つ地域に駅を設置した結果、同じ駅名になってしまったのです。
- 足柄峠: かつて東海道の重要な峠道であり、多くの人々が行き交った場所
- 金太郎伝説: 足柄山にゆかりのある金太郎(坂田金時)の伝説が残る地域
- 広範な地名: 「足柄」は特定の市町村を指すのではなく、広範囲な山間部を含む歴史的な地名
二つの足柄駅は、それぞれが異なる鉄道会社によって建設されたものの、共通して「足柄」という歴史的な地域名にちなんで名付けられました。

よくある間違いで小田急線の新松田駅と御殿場線の松田駅は間違いやすく、利用者は混乱になることがあります。
しかしながら松田に関しては駅間は隣接しているので、たとえ間違えても影響は少ないですが、足柄駅に関しては路線も県も全く違う遠方になるので注意が必要です。
その他似たような事例は、小田急線の本厚木駅と厚木駅、相模線の厚木駅も同様ですね。
利便性は天と地の差、それぞれの駅が持つ役割

小田急小田原線足柄駅とJR御殿場線足柄駅は、同じ「足柄駅」という名前ですが、それぞれの利便性には大きな違いがあります。
まるで「天と地の差」と表現するほどの違いがあることをご認識ください。
具体的に申し上げると、小田急小田原線足柄駅は神奈川県小田原市の住宅地に位置しており、1日平均で3,561人の乗降人員を誇ります。
一方、JR御殿場線足柄駅は静岡県小山町の山間部に位置する「無人駅」であり、駅の規模や設備の面で明確な差が見られます。
小田急小田原線足柄駅は、小田原市内の主要駅である小田原駅へ向かう小田急線の「各駅停車」が停車します。駅構内にはエレベーターやエスカレーターが完備されており、車いす対応の設備まであります。
さらに、駅周辺にはバス停やタクシー乗り場、駐輪場も整備されているため、駅からの移動も非常にスムーズに行えます。この駅は、地元住民の日常の買い物や通学、都心へのアクセス拠点として、生活に密着した高い利便性を提供しています。
これに対し、JR御殿場線足柄駅は、周辺が自然豊かな環境であり、駅には「地域交流センター」が併設されています。この駅は、観光や地域の交流活動の拠点としての役割が大きいです。主要駅へのアクセスはバスやタクシーが必須となり、本数が限られているため、事前に時刻表を確認することが必要です。
駅の設備も小田急足柄駅と比較すると簡素であり、日常的に多くの人が利用する交通の要衝というよりは、地域に根ざした静かな駅という特徴を持っています。
このように、二つの足柄駅は名称が同じでも、それぞれの地域で果たす役割や提供する利便性が大きく異なります。
二つの足柄駅は、それぞれが位置する地域の特性上、利用する上での利便性と役割が大きく異なります。
小田急小田原線足柄駅は、小田原市の中心部に近く、周辺には住宅地が広がり、日常の買い物や通勤・通学に利用される生活密着型の駅です。
一方で、JR御殿場線足柄駅は、自然豊かな地域にあり、観光客の利用や、近隣の工場へのアクセス手段として利用される地域振興型の役割を持っています。
「地域振興型」という表現は、JR御殿場線足柄駅が地域の観光促進や近隣の工場へのアクセス手段となることで、地域経済や社会の活性化に貢献する役割を担っていることを的確に表しており、非常に適切です。
駅が単なる交通の結節点に留まらず、その地域の発展に寄与する存在であることを明確に示しています。
結局のところ、二つの足柄駅間の鉄道での「乗り換え」は、現実的ではないことがわかります。
JR御殿場線足柄駅:静岡県小山町にある駅の特色



この駅は、富士山を望む景色の美しい地域にあり、観光の拠点や、近隣の工場へ通勤する方が主に利用します。
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 静岡県駿東郡小山町 |
路線 | JR御殿場線 |
種別 | 普通列車のみ停車 |
特徴 | 無人駅、隈研吾デザインの駅舎、地域交流センター併設 |
設備 | 必要最低限 |
駅舎は建築家隈研吾のデザインで、スタイリッシュな外観が特徴です。
JR御殿場線足柄駅は、静岡県駿東郡小山町に位置します。
小田急小田原線足柄駅は、小田原市内の住民の生活を支えるための重要な駅であり、駅周辺には地域に密着した店舗や施設が点在しています。
小田急線足柄駅:神奈川県小田原市にある駅の特色



項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 神奈川県小田原市扇町3-32-27 |
路線 | 小田急小田原線 |
種別 | 各駅停車のみ停車 |
1日平均乗降人員 | 約3,561人 |
特徴 | 小田原駅の隣、住宅街に位置する |
設備 | エレベーター、トイレ、定期券うりば、ATMなどの設備 |
この駅は、小田急小田原線の小田原駅からひとつめの駅であり、1日平均の乗降人員は約3,561人です。
観光地小田原の玄関口に近いながらも、比較的落ち着いた住宅街に溶け込んでいます。
小田急小田原線足柄駅は、神奈川県小田原市扇町に位置します。


もし乗換をするなら?小田急足柄駅と大雄山線井細田駅の一択
地元住民の鉄板ルート?小田急足柄駅と大雄山線井細田駅

地元民が小田急足柄駅から伊豆箱根鉄道大雄山線との相互に乗り換える際のルートは、足柄駅⇔井細田駅を経由する方法です。
これが地元生活者における足柄駅での唯一の乗り換え方法になります。
しかしながらあくまでも暫定的であります。わざわざ足柄駅で乗り換えをしなくても、隣の小田原駅に行けば歩く距離も時間も短縮でき、合理的です。実際に足柄駅⇔井細田駅の乗り換えをしている人は少数だと思います。
ちなみに足柄駅から井細田駅までの乗り換え距離はおおよそ歩いて5分程度、列車の本数も各駅停車に限られているので これもまた小田原の乗り換えに比べると不便です。
伊豆箱根鉄道大雄山線井細田駅:実は小田急足柄駅と近距離
伊豆箱根鉄道大雄山線の井細田駅(いさいだえき)は、実は小田急足柄駅からそれなりに近くに位置している駅です。
地理的には近距離にありますが やはり『乗り換え』をするとなると、時間と荷物運びなどの効率を考えると、無理せず隣の小田原駅にて乗り換えるのが無難です。


まとめ:足柄駅での乗り換えは事実上この一択!地元民の利用の仕方

「足柄駅」という同じ名前の駅が、実は地理的に大きく異なる場所に二つ存在し、そのために乗り換えに混乱が生じる現実について深く解説してきました。
特に小田急線の足柄駅とJR御殿場線の足柄駅は、直接的な公共交通機関での乗り換えが事実上不可能であるという点が最も重要です。
- 「足柄駅」という名前の駅は、神奈川県小田原市にある小田急小田原線の足柄駅と、静岡県駿東郡小山町にあるJR御殿場線の足柄駅の二つがあり、大きく離れています
- これらの二つの足柄駅間の乗り換えは、約25kmの距離と足柄峠があるため、現実的ではありません
- 小田急足柄駅から伊豆箱根鉄道大雄山線へは、徒歩約5分の井細田駅を経由することで、効率的に乗り換えられます
- JR御殿場線足柄駅からの主要駅への移動はバスやタクシーが主であり、無人駅のため事前の準備が必要です
この記事で、「足柄駅」にまつわるすべての謎が解け、あなたが混乱することなくスムーズに移動できるようになったと理解できるかと思います。
もしあなたがまだ「どちらの足柄駅なのかわからない」「最適な移動ルートはどれか」と迷う場合は、ご自身の目的地を再度確認し、この記事で紹介した具体的なアクセス方法や不可能な乗り換えを参考に、今すぐ移動計画を具体的に立てることをお勧めします。
そうすることで、あなたは時間と労力を無駄にすることなく、安心して旅を楽しむことができます。
