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小田原移住の魅力と現実とは?生活者が教える後悔しないポイント

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白い五重の天守閣がある城
小田原城

小田原に30年以上住む現役の生活者である筆者だからこそ伝えられるリアルな情報をお届けします。あなたも一度は「小田原に移住してみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?自然豊かな環境(箱根の山々や富士山の眺望)、美しい海(相模湾の海岸線や早川港)、歴史が息づく街並み(小田原城や旧街道沿いの建物)――これらは多くの人を惹きつけます。都会の喧騒から離れて、落ち着いた生活を送りたい方にはぴったりの場所です。また、東京からのアクセスも新幹線で約35分と非常に良好で、通勤や通学の面でも便利です。

しかし、現実には交通の便や公共交通機関の少なさといった、都会とは異なる環境への適応が必要です。本記事では、小田原移住の魅力と課題、そして小田原で快適に暮らすためのヒントや解決策を紹介します。移住を後悔せず、成功するためのポイントを見ていきましょう。

単純に移住と言っても単身者、世帯持ち、世代が若い、老後など当人の取り巻く環境により考え方は様々にあると思います。一般に『移住』と聞くと子育て世代や老後が代表的だと思います。そんな様々な事情のある方が『小田原』についての実際の生活者が感じている発信をみていただき、自身の移住プランと照らし合わせていただけたらと思います。

地元民の一言

色々な生活スタイルがある中で、小田原への移住を考えていられる方に向けて移住35年目の筆者がメリット、デメリットをお伝えします。

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目次

小田原移住の交通事情と後悔しないための注意点

小田原駅東口前のバス乗り場と横断歩道
小田原駅
新幹線0系の車両と記念碑
鴨宮駅にある新幹線発祥地

小田原には新幹線、東海道線、小田急線、箱根登山線、大雄山線の5つの路線が乗り入れており、それぞれの路線が多様な移動ニーズに対応しています。新幹線は東京や名古屋方面へのビジネスや観光に便利で、特に週末の旅行や出張で利用されています。

東海道線は神奈川県内や東京方面への通勤・通学に役立ち、小田急線は新宿へのアクセスが便利で観光客にも人気です。箱根登山線は箱根への観光ルートとして、特に温泉地や観光施設へのアクセスに優れています。大雄山線は小田原市内や周辺地域への生活移動に適しており、地域の住民にとって日常の足となっています。

交通手段メリットデメリット
新幹線東京や名古屋など遠方へのアクセスが良好料金が高く、日常の移動には不向き
東海道線神奈川県内や東京への移動が便利通勤時間帯は混雑が激しい
小田急線神奈川県や新宿方面へのアクセスが便利混雑が多く、特急料金がかかることがある
箱根登山線箱根方面への観光に便利観光シーズンには混雑しやすい
大雄山線市内や周辺地域の移動に便利で、12分間隔で運行しており不便さは感じません特定の時間帯は混雑することがある
バス市内をカバーしている公共交通機関本数が少なく、週末はさらに減少
自家用車移動の自由度が高く、日常生活で便利渋滞や駐車場の確保が必要
交通手段比較表
駅のホームに停車している白い流線型の特急列車
小田急線
赤い電車と箱根湯本駅の案内板
箱根登山線(小田急箱根)
青い電車が田んぼの横の線路を走っている
大雄山線
地元民の一言

新幹線、東海道線、小田急線、箱根登山線(小田急箱根)、大雄山線とそれぞれの特徴をもち、遠距離、近距離移動の便利さがあります。

新幹線や地域内のアクセス

田んぼの横を走る新幹線
新幹線
バス停の看板に「バス のりば 中 堀」と書かれており、その下に箱根登山バスの時刻表が貼ってある
小田原市成田地区のバス時刻表(1日2本)

小田原は新幹線が停まる駅があり、東京まで約35分というアクセスの良さが魅力です。筆者もこの便利なアクセスを日々活用し、東京での仕事や友人との交流を続けています。これにより、仕事を変えずに移住することも可能です。しかし、バスの本数は限られており、日常の移動には自家用車がほぼ必須です。例えば、市内のバスは平日でも1時間に2〜3本程度で、朝と夕方の通勤時間帯でも限られた本数しか運行していません。週末にはさらに本数が減少し、特に夕方以降は1時間に1本程度になることも多く、公共交通機関での移動には計画が必要です。そのため、公共交通機関だけでの生活には、移動の自由度が限られたり、特に夜間や週末に移動手段が減少するなどの制約があると感じることが多いでしょう。また、夕方の17時から19時の時間帯には、特に国道1号線や国道255号線で渋滞が発生しやすく、車での移動がストレスになることもあります。

また東海道線、小田急線、箱根登山線、大雄山線の小田原市内での生活は約15分間隔での運転間隔(日中)であるため、生活には便利に過ごせます。ただし駅から離れると前述のとおり、バスの運転間隔は期待できないので車のない交通弱者には厳しく感じます(人口減少の全国的な傾向と一緒です)。

地元民の一言

市内のバスは箱根方面に向かう観光用バスは土日など本数がありますが、それ以外のバスは本数が少なく、バスでの移動は不便です。小田原市自体も広いため、住む場所によっては交通弱者になります。基本的には車などが必須になります。

自家用車の必要性

渋滞している道路で、車がゆっくりと走っている
市内渋滞の様子

小田原で快適に暮らすためには、自家用車の所有が非常に役立ちます。日常の買い物や通勤、子供の送り迎えなど、車があることで生活の自由度が大きく広がります。ただし、夕方の渋滞が発生しやすいため、移動時間の計画が重要です。

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『後悔しないために』小田原移住のローカルコミュニティと教育環境の把握

地域コミュニティとのつながりと教育環境

南向きの明るい学校の建物、建物の前に車が2台、建物の右側には学校の掲示板があり、建物の前にはレンガの壁と花壇がある
市内の中学校
学校の種類学校名特徴
小学校三の丸小学校、新玉小学校、足柄小学校、芦子小学校、大窪小学校など地域密着の教育を重視し、安心して通える環境が整っています。
中学校城南中学校、鴨宮中学校、城山中学校、白鴎中学校、白山中学校など各中学校では地域との連携を大切にした教育活動が行われています。
高校旭丘高等学校、神奈川県立小田原高等学校、神奈川県立西湘高等学校など高校は進学・就職に向けた幅広い選択肢を提供し、地域社会に貢献する教育を実施しています。
市内学校の種類

筆者自身も地域のイベントに積極的に参加し、多くの友人や信頼できる関係を築いてきました。地域の集まりやイベントは移住者にとっても歓迎される機会が多く、自然とつながりを感じられる環境が整っています。また、自治会活動も自由参加であり、移住者も自分のペースで関わることができます。

コミュニティとプライベートの調和

お店の前で苗を売っている様子
朝ドレファーミ

小田原では地域との関係を保ちながらも、自分のペースでプライベートを重視した生活が可能です。地域活動は自由参加であり、自分のライフスタイルに合わせて関わり方を選ぶことができます。地元の人々は排他的ではなく、移住者を受け入れてくれるため、安心して新しいコミュニティに溶け込むことができます。

地元民の一言

筆者も移住経験者になりますが、小田原人は大らかな土地柄で排他的な扱いを受けることはまずないですね。

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『後悔しないために』小田原移住における観光スポットと生活環境を把握

田原は観光スポットが豊富で、移住後の生活に楽しみがたくさんあります。以下に、小田原の代表的な観光スポットを紹介します。また小田原市内には生活には不自由のない範囲で商業施設やスーパーマーケット、学校が存在します。

小田原城

石垣と階段のある白壁の城
小田原城入口

小田原城は戦国時代に北条氏の本拠地として知られ、現在は復元された天守閣が観光名所となっています。天守閣からは相模湾を一望でき、歴史的な展示も充実しています。小田原城址公園は桜の名所としても有名で、春には多くの観光客が訪れます。公園内では甲冑着付け体験や子供向けの遊園地も楽しめ、家族連れにも大変人気です。

地元民の一言

小田原一の観光名所になります。駅から徒歩5分と利便性が良く、桜や紫陽花、ハスなどが見れるハイシーズンには観光客で込み合います。近隣の駐車場も渋滞するので、鴨宮や足柄などから一駅おいて電車で観光も得策です。

小田原漁港

港の建物の前に橋がかかっている
小田原漁港

小田原漁港は新鮮な海産物が楽しめる場所で、毎月第2・4土曜日には朝市が開催され、地元の新鮮な海の幸を堪能することができます。周辺には海鮮料理店や土産物店が立ち並び、地元のグルメを満喫できるスポットです。

地元民の一言

魚の街小田原を堪能できる場所になります。ただし、観光地価格で値が張るので店選びには要注意です。

小田原フラワーガーデン

公園の案内標識「諏訪の原公園」と「フラワーガーデン」
小田原フラワーガーデン

四季折々の花が楽しめる植物公園で、特にトロピカルドーム温室では熱帯植物が観賞できます。梅やバラの名所としても知られ、家族でのんびり過ごすには最適な場所です。

地元民の一言

小田原の郊外にある『諏訪の原公園』にあります。フラワーガーデンと諏訪の原公園があり、遊びと観光が両立できる場所です。

石垣山一夜城

オレンジ色の紙袋に「一熊」と書かれた文字と英語のロゴがある、海辺のテラス席にあるテーブルの上の写真
一夜城ヨロイヅカファーム

豊臣秀吉が小田原合戦の本営とした城跡で、山頂からの眺望が素晴らしく、歴史的な背景を感じられるスポットです。一夜城ヨロイヅカファームでは地元の食材を使ったスイーツが楽しめ、観光後に一息つける人気のカフェも併設されています。

地元民の一言

一夜城ヨロイヅカファームのスイーツは基本的に何を食べても美味しいです。また展望台からの眺望も楽しめますよ。

曽我梅林

白い梅の花が咲く公園の風景
曾我梅林の梅

約3万5千本の梅が咲き誇る梅林で、富士山を背景にした美しい景観が楽しめます。毎年2月には「曽我梅林梅まつり」が開催され、多くの観光客が訪れます。梅の香りが広がる中、散策を楽しむことができ、自然の豊かさを満喫できる場所です。

地元民の一言

小田原城の桜、曾我梅林の梅が小田原では有名な花見場所になります。近隣には小田原牧場アイスがあります。

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『後悔しないために』小田原移住における仕事と生活の選択肢を把握

アマゾンのロゴがある大きな配送センター
Amazon小田原
Dynacityという看板がある大きな建物と、その手前にある店舗群、そして駐車場に停まっている車
ダイナシティ小田原
和風の建物で、看板に「KISS<bos>SHOW」と書かれた揚げ物屋
ミナカ小田原

小田原にはAmazon、花王、富士フィルムなどの大企業があり、それに関連する中小企業も多く存在しています。また、小田原市にはミナカ小田原、ダイナシティ、ラスカ小田原などの商業施設も充実しており、日常の買い物やレジャーに困ることはありません。例えば、ミナカ小田原には地元の特産品を扱う店舗や足湯庭園があり、観光客や地元住民に人気です。筆者もこうした企業での仕事のチャンスを活かして、地元で安定した生活を築いてきました。そのため、地元での仕事は比較的見つけやすく、様々な業種で働くチャンスがあります。

これらの大企業の存在により、地元でのキャリア形成や安定した仕事を見つけることも期待できます。また、リモートワークの普及により、都内や遠方の仕事と小田原での暮らしを両立することも可能です。

仕事の選択肢メリットデメリット
大企業の仕事Amazon、花王、富士フィルムなどでの安定した雇用と福利厚生、豊富なキャリア形成の機会競争が激しく、採用のハードルが高い
中小企業の仕事地元に根ざした企業で、地域に密着した働き方が可能収入面で大企業と比較して安定性に欠けることがある
リモートワーク都内の仕事を続けながら小田原での生活が可能専門職によっては選択肢が限られることがある
仕事の選択肢
地元民の一言

大企業が何社かあり、ほぼ通年求人があります。また、箱根など観光地の求人も通年あり、基本的には仕事には困らないです。

地元の仕事とリモートワークの選択肢

明るい青空の下、緑の木々に囲まれた建物の正面玄関。
花王小田原工場

小田原は観光や農業が盛んな地域で、地元に根ざした仕事があります。リモートワークを取り入れることで、都会の仕事と小田原の暮らしを両立することも可能です。また、東京までのアクセスが良好なため、必要に応じて都内での仕事を続けることも選択肢の一つです。

仕事の確保と収入面の計画

FUJIFILMの看板がある明るい日差しの工場敷地
富士フィルム神奈川事業所

特に専門職に従事していた場合、同じ条件の仕事を見つけるのは難しいかもしれませんが、リモートワークの普及により新たな働き方が広がっています。生活コストが東京に比べて低いため、経済的な負担が軽減されるというメリットもあります。

地元民の一言

いざという時に東京や横浜など大都市まで約1時間圏内にあるので、リモートワークだけでなく通勤も可能です。実際に通っている人は多数います。

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まとめ: 小田原移住の魅力を後悔せず最大限に引き出すために

雪をかぶった富士山と雲
富士見大橋から見た富士山
海沿いの街並みと緑豊かな山並みが見える景色
一夜城からの景色
コンクリートで作られたトンネルの入り口から、奥に海が見えている
御幸の浜へ抜ける『魔法の窓』
かまぼこ通りと書かれた案内板
かまぼこ通り
海沿いの駅のホームに電車が停まっている
根府川駅からの絶景
チャーシューと海苔、ネギが乗ったラーメン
小田原系ラーメン
揚げられた白身魚のフライと千切りキャベツ
小田原漁港のアジフライ

小田原は自然豊かな環境、歴史ある街並み、温かいコミュニティ、そして交通の利便性といった魅力が豊富です。一方で、都会とは異なる環境への適応や交通の便に関する課題もあります。しかし、これらの課題を理解し、適切に対策を講じることで、理想的な移住生活を実現することが可能です。

小田原での生活を成功させるためのポイントは以下の通りです:

  • 交通手段をうまく活用すること:特に自家用車の利用を検討し、公共交通機関の利用頻度や時間帯を把握しておくこと。
  • コミュニティへの積極的な参加:地域イベントや自治会活動を通じて、地元の人々とのつながりを深めることで、安心して暮らせる環境を築けます。
  • 仕事の選択肢を広げる:地元での仕事に加え、リモートワークの可能性も考慮し、自分に合った働き方を見つけることが重要です。
  • 経済的な計画を立てる:生活コストが都会に比べて低いことを活かし、収入と支出のバランスを取りながら計画的に生活を進めましょう。

小田原での移住生活は、自然の豊かさと地域の温かさを享受しながら、自分のライフスタイルを大切にできる環境を提供してくれます。この記事を参考に、理想の移住生活を実現し、後悔のない小田原での暮らしを楽しんでください。

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