
「箱根新道が怖い」「下り坂が長くてブレーキが心配」「家族を乗せているから事故だけは避けたい」と不安になっていませんか。
箱根新道は、箱根湯本側から箱根峠・芦ノ湖方面を結ぶ国道1号の自動車専用道路です。
東京方面行き(小田原方面への下り)はおよそ12kmにわたって急勾配の下り坂とカーブが連続し、途中にはブレーキ故障車用の緊急退避所が複数設置されているほど、「下り坂の道」として知られています。
一方で、道路の特徴と走り方のポイントさえ押さえれば、必要以上に怖がる必要はありません。
この記事では、小田原箱根エリアに長く住む地元目線で、箱根新道 怖いと感じる理由、安全な走り方、そして「どうしても不安な人向けの回避策」まで丁寧に解説します。
箱根新道が怖いと感じるのはどんな道だからか
箱根新道が「怖い」と言われる主な理由を、実際の道路構造から整理します。
約12kmの下り+急カーブが続く

箱根新道は全線で勾配のある区間が多く、長い下り坂にカーブが組み合わさった構造になっています。特に箱根峠側から小田原方面への下りは、下り坂とカーブが連続する区間が続きます。
- 「全線下り坂」「急勾配」「エンジンブレーキ使用」などの注意喚起看板が多い
- ブレーキに頼りすぎるとフェード(効きが悪くなる)を起こしやすい
- カーブの先で急に車列が詰まることがあり、速度感覚が狂いやすい
慣れないドライバーほど、「思った以上にスピードが出ていて怖い」という印象を持ちがちです。
地元民の一言何百回と箱根新道を利用していますが、特に冬場の下りには気を使います。まずは、装備をしっかりしてスピードを控えることが重要だと思います
緊急退避所が複数設置されている道

箱根新道の下り坂には、ブレーキ故障車のための緊急退避所が複数設置されています。これは、長い下り坂でブレーキが利かなくなる事態を想定して整備されたものです。
- 路肩側に砂利を敷き詰めた短い上り坂が設けられている
- ブレーキが利かなくなった車が突っ込んで減速・停止するための施設
- 管理者の発表では、現在でも使用された痕跡が確認されることがある
緊急退避所は「危険な道」を示すものではなく、万が一に備えた安全装置です。しかし、下り坂のリスクが特に意識されている道路であることを示唆しています。
事故ニュースや動画で「箱根新道の怖さ」が増幅

過去には、箱根新道の下り坂で大型車がカーブを曲がり切れずに転落する重大事故も発生しています。報道や情報板では、長い下り坂でのブレーキ操作や速度管理の重要性が繰り返し強調されています。
ニュースやSNSでこうした事故映像だけを見ると、「箱根新道=とても危険で怖い道」というイメージが強く残りがちです。
ただし実際には、
- 制限速度を守る(多くの区間で50km/h前後、きついカーブの手前はさらに低い表示)
- エンジンブレーキを主体に使う
- 車間距離と余裕のある運転を心がける
といった基本を守れば、一般ドライバーでも十分に走れる道です。
地元民の一言冬はスタッドレスタイヤは必須、その他の季節はスピードの出しすぎが原因です。特に県外ナンバーは箱根の標高差に疎い為かと思われます。
箱根新道が怖いと思う時に試したい安全運転のコツ
ここからは、「箱根新道 怖い」と感じる人向けに、具体的な走り方のポイントを整理します。
エンジンブレーキを主役に、フットブレーキは補助に

長い下り坂でフットブレーキに頼り続けると、ブレーキが過熱して効きが悪くなる「フェード現象」が起こるリスクがあります。
箱根新道では、エンジンブレーキを主役に、フットブレーキは補助と考えるのが基本です。
- 下り坂に入る前に、シフトレバーを「D」から「2」や「L」に落としておく(AT車)
- カーブ手前で余裕を持って減速し、カーブ中は極力強いブレーキを踏まない
- 「少し遅いかな?」くらいの速度でOK。後続車にあおられても、安全速度を優先する
道路上の「エンジンブレーキ使用」「大型車低速ギア」といった看板は、普通車にとっても有効なアドバイスです。
ブレーキやタイヤの状態を事前にチェック

箱根新道に限らず、山道を走る前には車両コンディションのチェックが重要です。
- タイヤの溝が十分に残っているか(スリップサインに注意)
- ブレーキの効きに違和感がないか
- 荷物の積みすぎで必要以上に重くなっていないか
特にレンタカーの場合は、「山道を走る予定がある」ことを事前に伝え、車両の状態に不安があれば変更を相談しておくと安心です。
スタッドレスタイヤやチェーンの準備には、通販のレビューも参考になります。
地元民の一言雪道の走行が不安な方は、Amazonや楽天でスタッドレスタイヤ・タイヤチェーンの評判を確認しておくと、自分の車に合う製品を選びやすくなります。
冬の箱根新道は「スタッドレス前提」で考える

冬季(目安として12月〜3月)の箱根周辺は、標高が高いエリアで路面凍結や積雪が起こりやすくなります。
箱根新道は自動車専用道路で除雪も行われますが、日陰や橋の上は凍結リスクが高いため、ノーマルタイヤだけでの走行はおすすめできません(スタッドレスタイヤでないと通行できません)
- 冬季はスタッドレスタイヤを基本装備とする
- 積雪予報が出ている日は、チェーン類も車に積んでおく
- 積雪時は急発進・急ブレーキ・急ハンドルを徹底的に避ける
「スタッドレス+チェーンまで用意している」という事実そのものが、ドライバーの心理的な安心感にもつながります。
同乗者がいるときのコミュニケーション

家族連れやカップルでのドライブでは、同乗者の不安を和らげる一言も大切です。
- 「ここから長い下りだから、ゆっくり行くね」と事前に伝える
- こまめに休憩を入れて、酔いや疲れをリセットする
- 車酔いしやすい人には酔い止めを用意しておく
運転者が一人で不安を抱え込まず、「ここはゆっくり走る」と事前に同乗者に伝えることで、車内の緊張感を和らげることができます。


箱根新道が怖い人向けの時間帯・ルート・回避策
「箱根新道 怖い」と感じるなら、走る時間帯やルートの選び方でリスクを下げるのも重要な工夫です。
混雑時間・イベント時を避ける

交通量が多いと、追い越し車線を飛ばす車や急な車線変更をする車も増え、心理的なプレッシャーが高まります。
特に、
- 連休・お盆・紅葉シーズンの昼前後
- 正月の箱根駅伝開催日(1月2〜3日)
は、周辺道路を含めて混雑しやすく、箱根新道のインターチェンジ付近も渋滞が予想されます。
おすすめの時間帯の考え方
- 連休・土日祝は「朝早め(7〜9時台)」または「夕方以降」に通過
- 大雨・強風・濃霧の日は、運転自体を控える選択肢も持つ
- 正月の箱根駅伝期間は、できるだけ日程をずらすか、公共交通に切り替える
混雑、悪天候、不慣れな道が重なると運転の難易度が大幅に上昇します。可能な限り条件を減らすことが安全な走行の鍵です。
地元民の一言正月の箱根駅伝期間は通行を自粛しましょう。
箱根新道と他ルートの違いを比較する

箱根周辺には、箱根新道以外にもいくつかのルートがあります。ざっくりと特徴を整理すると、次のようになります。
| ルート名 | 特徴 | 勾配・カーブ感(体感) | 初心者の走りやすさ | 渋滞傾向(観光時期) |
|---|---|---|---|---|
| 箱根新道 | 自動車専用・道幅広め | 急勾配+カーブ多め | △ | 時間帯により混雑 |
| 国道1号旧道(いわゆる旧道) | 連続カーブが多い山道 | カーブ非常に多い | ✕(初心者は避けたい) | ピーク時はノロノロ |
| 県道732号(旧東海道) | 生活道路的な細い区間もあり | カーブ多め | △〜✕ | 場所により混みやすい |
- 「とにかくカーブが怖い」
→ 旧道よりカーブが少ない箱根新道を、低速で慎重に走る方がまだ楽なケースが多い - 「速い車にあおられるのが怖い」
→ 生活道路側はスピードが遅い一方で道幅が狭く、別の意味でストレスが大きい
どのルートも一長一短なので、自分が何を一番怖いと感じるかを基準に選ぶのがおすすめです。



どうしても箱根新道が怖いときは公共交通+駐車の組み合わせを

「運転そのものが負担」「雪の時期は絶対に走りたくない」という場合は、無理をせず公共交通に切り替えるのが最も安全です。
代表的な組み合わせは次の通りです。
- 小田原駅〜箱根湯本駅:箱根登山線で約14分前後
- 箱根湯本駅〜強羅駅:箱根登山電車で約40分(山岳鉄道そのものが観光要素)
車は、風祭の大型駐車場や小田原市内の駐車場に置き、小田原〜箱根湯本は電車移動に切り替えると、山道運転の負担をかなり減らせます。
「箱根新道を走るかどうか」は度胸の問題ではなく、
- 同乗者の体調
- 天候・季節
- 運転スキル・経験
を踏まえて決める判断の問題です。少しでも不安が大きいなら、公共交通に切り替えるのは立派な選択です。
箱根新道 が怖いなら公共交通+宿泊という選択肢も

箱根新道を日帰り往復で走ろうとすると、行きも帰りも山道+高速で、ドライバーにはかなりの集中力が求められます。
「箱根新道 怖い」と感じる方ほど、公共交通+宿泊に切り替えると、旅の満足度が大きく変わります。
- 行きは小田原まで車、その先は登山電車・バス・ロープウェイで周遊
- 宿泊は箱根湯本・強羅・仙石原・元箱根など、移動しやすいエリアから選ぶ
- 帰りは渋滞を避け、翌日の午前中にゆっくり下山
運転時間を短くできるので、
- ドライバーの疲労・イライラの軽減
- 車酔いしやすい同乗者への負担軽減
- 温泉や食事をゆっくり楽しむ余裕
といったメリットがあります。
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まとめ:箱根新道 が怖いと感じても準備次第で安心できる

箱根新道 怖いと感じる人に向けて、
「なぜ怖いのか」「どう走ればいいのか」「そもそも走らなくていい選択肢は何か」を整理しました。
- 箱根新道は、長い下り坂とカーブが連続する自動車専用道路で、緊急退避所が複数設置されているほど下り坂リスクが意識された道
- エンジンブレーキ・車間距離・季節と時間帯の見極めで、事故リスクと「怖さ」を大きく下げられる
- 「どうしても箱根新道が怖い」と感じるなら、公共交通+宿泊に切り替えるのも賢い選択肢
箱根新道を走るかどうかは、「無理をするかどうか」ではなく準備と判断の問題です。 あなたと同乗者の安全を最優先に、無理のないルートと装備で、箱根の景色と温泉をしっかり楽しんでください。
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